Асами
朝視は実家に来ていた。明後日はもう大晦日なのに、心も考えも乱れてる。
朝視は旅から戻ってから、胸は悲しい思いでいっぱい。この一週間悲しみを奥底に沈めさせ、仕事に集中していた。今年の最後の働く一週間なので、ちゃんとしないと。と、学生たちはグループごとにプレゼントをくれてくる。やさしいお願いと感謝の言葉を言ってくれてる。そんなのに値しない、値するのにどうすればいいのか、という思い、そして優しくされていただいて嬉しい気持ち~どうやってその全ては一人の私の心の中に入るのだろう?奥に触れると痛い重くて、明るいところのある悲しみ、その奥の周りは幸せと感謝と喜びの光に包まれてるような気がする。
昨日の夜。初級のグループとの授業の時間。朝視は教室のそとに止まって、なぜか入らずに耳を澄ます。扉は少し開いてる。こっそり除いてみる。
彼女が座ってる机の上に段ボールで作ったクリスマスツリーにシャンペンの瓶、机に敷いた赤い布にミカンが置いてある。Merciというチョコレートの箱。そして布に何か書かれてる。
朝視は入って驚きを隠さない。学生のみんなに気持ちを言葉にできないと言う。クリスマスカードも机に置いてある。それを開いて、お祝い言葉は英語で書かれてる。感謝に溢れる心。学生は「一緒に祝おうと思っていましたが、だめだったら、全部持って帰ってください」と。「それじゃ、祝いましょう」と、まだ驚きを込めてる小さい声で朝視は判断する。
それから一時間半学生と普通に話していた。みんなは何をしているのか?一人の学生は画家であると分かった。もう一人は両親を失ってる。みんなは何の夢を持っているのか?画家のジャンナさんは家と庭がほしいと。ヴィカさんは自分の宿命を見つけたいと。副会計長をやてて、もうつまらないから。アリーナさんは半年前まで三年間中国にいたそうだ。ジュリアさんは建築部品会社の客との関係係をやっている。とても疲れているらしい。ディーマさんはヴィテブスクで大学をとにかく終わろうとしている。
みんなは朝視に授業の感想を教えてくれた。最初はこんなに優しい声を持った静かな子は教える気力があるか、疑問を抱いていたけど、もうそれはないそうだ。やさしいけど、辛抱とやさしい圧力があるみたい。そのおかげで間違いを言うのが怖くない。勝手に新しい文を作ってみるのも怖くない。そして、情報たっぷりの授業の終わりに疲れるというよりはエネルギーが沸いているのを感じるらしい。隣のグループの知り合いはへとへと、疲れ果ててるのに。「授業に行くと、気分がよくなる」と、「英語の宿題を勉強していると、楽しく時間を過ごすことに気づいた」と言ってくれた。朝視はそれに感謝の言葉で応えたり、言葉についてさまざまなところを教えた。シャンペンの2,3飲みのおかげで目がよく覚めたので、言葉のコントロールがよくできた。言葉の勉強は実るように読むか、書くか、聞くか、毎日練習するのは重要だとか、どんな国の人でも深く見れば同じように考えてる、どんな言葉を話す民かもかかわらず、人間が共有している論理は言葉に明らかにされてるとか。それはそうとはいえ、ほかの言葉に自分の言葉にない論理や繋がりが備わってるから、自分の言葉で頭に来るはずのない考えは外国語で現れられる。外国語を学ぶと、思考が豊かになるというわけなのであるとか。自分の目標についてまた打ち明けて話した。日本で言葉を教えたい、結局文学翻訳家になりたいと。まだなにも決まっていないと。それで、来年みんなを担当できないと、残念な気持ちを込めて、告げたの。
授業の終わりにみんなと抱きしめあって、幸せなお正月を願いあった。次の授業は二人の学生だけが来ていたので、宿題をチェックして、お正月の予定について話す練習の後、お正月の歌を楽しく分析した。
魔法の一日だった。やさしさに満ちた時間はこうやって作れると思い知らされた。
*
その日の夜ハーフコードの物語のロシア語翻訳を確認してみた。
下手くそ。
不正確。
主人公の言葉を始めとして、完全に変わってる。それはロシア語の物語は別の人の物語になっているということ。そして、この予定外出来上がった物語は本物のと比較にもならない。本の名前が変えられたことからして、そこにあった意味が失われた。翻訳家はネイサンなどと比べて言葉を大事にしない、勝手に足したり削ったりする。しかも、人が言いたいことの理解を失敗し、間違って訳す。
その全ての結果はネイサンの命の物語は歪められてる。肝心なところ、彼の経験と学んで語ろうとしてることは大分深さや意味までなくなってる。
すばらしい物語を台無しにしてしまった翻訳。さらに悲しくて、残念極まりない。ロシア語をしゃべる読者にはネイサンの命の旅に付け合えない、彼の経験から学べない、彼を理解できない。そもそも物語を真剣に受け止めて、考えを巡らすことはしない。
悲しくて、疲れ果てて、食べたくて、ストレスが溜まってて、眠くて・・・夜2時過ぎたのにまだ寝ていない。いつの間にかチョコレートの1箱は空っぽになってる。
もう寝る時間だよ。
*
列車にギリギリ間に合った。暑い。
道でネイサンとガブリエルと一緒にの初めての夜について英語で読み直す。ロシア語の翻訳の言葉を取り消すように。本物のまま覚えておきたい。
そうしたら残る道の間ずっと窓を見て、人に囲まれてるのに、他人のない空間に入って、朝視は二人の夜はどう過ぎたか、考えていた。
美しい、愛に富む二人だけの時間、ネイサンにとっては初めての幸せの想い。ガブリエルにとってはやっと愛する存在に受け入れてもらった最高の時。もっと近くになれた。
二人の愛から学びたい。
ガブリエルに学びたい。
*
思いは少し整理ができたみたい。おかげで、思考がばらばらじゃなくて、落ち着いてる。それに健康で十分な睡眠を加えれば、精神を整えるでしょう。ストレスのせいかこの一週間は嬉しいことが多かったけど、悲しい想いも強くて、寝る時間はあまりなかったし、食べる時間も乱れてて、落ち着かないままだった
弱くいてはいけないと、朝視は自分に言い聞かせた。弱さを感じ取れば、ネイサンとガブリエルの坂へ行こう。
生きてくれたことに感謝して、共にさせていただいた旅を思い出して学ぼう。
・・・

朝視は旅から戻ってから、胸は悲しい思いでいっぱい。この一週間悲しみを奥底に沈めさせ、仕事に集中していた。今年の最後の働く一週間なので、ちゃんとしないと。と、学生たちはグループごとにプレゼントをくれてくる。やさしいお願いと感謝の言葉を言ってくれてる。そんなのに値しない、値するのにどうすればいいのか、という思い、そして優しくされていただいて嬉しい気持ち~どうやってその全ては一人の私の心の中に入るのだろう?奥に触れると痛い重くて、明るいところのある悲しみ、その奥の周りは幸せと感謝と喜びの光に包まれてるような気がする。
昨日の夜。初級のグループとの授業の時間。朝視は教室のそとに止まって、なぜか入らずに耳を澄ます。扉は少し開いてる。こっそり除いてみる。
彼女が座ってる机の上に段ボールで作ったクリスマスツリーにシャンペンの瓶、机に敷いた赤い布にミカンが置いてある。Merciというチョコレートの箱。そして布に何か書かれてる。
朝視は入って驚きを隠さない。学生のみんなに気持ちを言葉にできないと言う。クリスマスカードも机に置いてある。それを開いて、お祝い言葉は英語で書かれてる。感謝に溢れる心。学生は「一緒に祝おうと思っていましたが、だめだったら、全部持って帰ってください」と。「それじゃ、祝いましょう」と、まだ驚きを込めてる小さい声で朝視は判断する。
それから一時間半学生と普通に話していた。みんなは何をしているのか?一人の学生は画家であると分かった。もう一人は両親を失ってる。みんなは何の夢を持っているのか?画家のジャンナさんは家と庭がほしいと。ヴィカさんは自分の宿命を見つけたいと。副会計長をやてて、もうつまらないから。アリーナさんは半年前まで三年間中国にいたそうだ。ジュリアさんは建築部品会社の客との関係係をやっている。とても疲れているらしい。ディーマさんはヴィテブスクで大学をとにかく終わろうとしている。
みんなは朝視に授業の感想を教えてくれた。最初はこんなに優しい声を持った静かな子は教える気力があるか、疑問を抱いていたけど、もうそれはないそうだ。やさしいけど、辛抱とやさしい圧力があるみたい。そのおかげで間違いを言うのが怖くない。勝手に新しい文を作ってみるのも怖くない。そして、情報たっぷりの授業の終わりに疲れるというよりはエネルギーが沸いているのを感じるらしい。隣のグループの知り合いはへとへと、疲れ果ててるのに。「授業に行くと、気分がよくなる」と、「英語の宿題を勉強していると、楽しく時間を過ごすことに気づいた」と言ってくれた。朝視はそれに感謝の言葉で応えたり、言葉についてさまざまなところを教えた。シャンペンの2,3飲みのおかげで目がよく覚めたので、言葉のコントロールがよくできた。言葉の勉強は実るように読むか、書くか、聞くか、毎日練習するのは重要だとか、どんな国の人でも深く見れば同じように考えてる、どんな言葉を話す民かもかかわらず、人間が共有している論理は言葉に明らかにされてるとか。それはそうとはいえ、ほかの言葉に自分の言葉にない論理や繋がりが備わってるから、自分の言葉で頭に来るはずのない考えは外国語で現れられる。外国語を学ぶと、思考が豊かになるというわけなのであるとか。自分の目標についてまた打ち明けて話した。日本で言葉を教えたい、結局文学翻訳家になりたいと。まだなにも決まっていないと。それで、来年みんなを担当できないと、残念な気持ちを込めて、告げたの。
授業の終わりにみんなと抱きしめあって、幸せなお正月を願いあった。次の授業は二人の学生だけが来ていたので、宿題をチェックして、お正月の予定について話す練習の後、お正月の歌を楽しく分析した。
魔法の一日だった。やさしさに満ちた時間はこうやって作れると思い知らされた。
*
その日の夜ハーフコードの物語のロシア語翻訳を確認してみた。
下手くそ。
不正確。
主人公の言葉を始めとして、完全に変わってる。それはロシア語の物語は別の人の物語になっているということ。そして、この予定外出来上がった物語は本物のと比較にもならない。本の名前が変えられたことからして、そこにあった意味が失われた。翻訳家はネイサンなどと比べて言葉を大事にしない、勝手に足したり削ったりする。しかも、人が言いたいことの理解を失敗し、間違って訳す。
その全ての結果はネイサンの命の物語は歪められてる。肝心なところ、彼の経験と学んで語ろうとしてることは大分深さや意味までなくなってる。
すばらしい物語を台無しにしてしまった翻訳。さらに悲しくて、残念極まりない。ロシア語をしゃべる読者にはネイサンの命の旅に付け合えない、彼の経験から学べない、彼を理解できない。そもそも物語を真剣に受け止めて、考えを巡らすことはしない。
悲しくて、疲れ果てて、食べたくて、ストレスが溜まってて、眠くて・・・夜2時過ぎたのにまだ寝ていない。いつの間にかチョコレートの1箱は空っぽになってる。
もう寝る時間だよ。
*
列車にギリギリ間に合った。暑い。
道でネイサンとガブリエルと一緒にの初めての夜について英語で読み直す。ロシア語の翻訳の言葉を取り消すように。本物のまま覚えておきたい。
そうしたら残る道の間ずっと窓を見て、人に囲まれてるのに、他人のない空間に入って、朝視は二人の夜はどう過ぎたか、考えていた。
美しい、愛に富む二人だけの時間、ネイサンにとっては初めての幸せの想い。ガブリエルにとってはやっと愛する存在に受け入れてもらった最高の時。もっと近くになれた。
二人の愛から学びたい。
ガブリエルに学びたい。
*
思いは少し整理ができたみたい。おかげで、思考がばらばらじゃなくて、落ち着いてる。それに健康で十分な睡眠を加えれば、精神を整えるでしょう。ストレスのせいかこの一週間は嬉しいことが多かったけど、悲しい想いも強くて、寝る時間はあまりなかったし、食べる時間も乱れてて、落ち着かないままだった
弱くいてはいけないと、朝視は自分に言い聞かせた。弱さを感じ取れば、ネイサンとガブリエルの坂へ行こう。
生きてくれたことに感謝して、共にさせていただいた旅を思い出して学ぼう。
・・・
