Асами
アパートの隣にある公園は日差しをやわらかく浴びていた。
寒い空気は頬をずきずきさせている。足元で積もった雪はボリボリ静かな音を立てる。

朝視の耳の中に フルートの穏やかな旋律と、ピアノがリードしてる謎めいたそっと警戒にさせるメロディと、ネズミとマオの民が歌うエリウリアスへの歓迎の歌と、次々に響き、流れていた。

2週間前に 戸惑い続け、行き先をほとんど失っている朝視は偶然に「No. 6」アニメを見た。
最初の何分かからその物語に引き込まれた。音楽、風、近づいてくる嵐・・・そして、嵐の雲を大きな目で眺め、興奮を覚えた男の子の表情。嵐の真ん中にいることを、想像の中に浮かべさせ、そのとんでもない力と拘束できない自然の自由を感じたかったのだろうと、朝視は気がした・・・その嵐の風とひとつになる衝動、それは朝視に近かった。
その誕生日の日に、暴れ回る嵐の日に、今までの大事な何かが足りない日常を、これから約束された将来をくるっと変えてしまう人が現れた。
何のために生きる?あなたの中に何が正しい?あなたを囲む世界が見せる顔は素顔なのか?
あなた自分自身は素直になる勇気があるのか?
なくても、培ってみせるのか?

ネズミは紫苑に理想都市の壁の外を見せた。そこに生き抜けるコツを教えてくれた。
紫苑はその西ブロックに成長していった。半年も過ぎないうち、どれほど意志の強い男になったのだろう。
愛している、命と同様に大切な人がそばにいて、その人を理解した、一緒に気がよく住みたい、彼に学びたい、守りたい・・・どうしても彼だけを助けたい!
その感情はあなたの成長の糧になったよね、紫苑?

何もかも与える理想都市の偽りの衣。その下の地獄ーそれを通り抜ける気力と芯を身につけた。必死にネズミと生き抜けた。ネズミはその芯ね。美しく、中々描きがたい関係を築いたね。最初から引き合う魂、お互いを強くする二人の心、自由な意思・・・性格は違っても、もうお互いはお互いの居場所になっている。

だから、紫苑も私も、みんなネズミが帰ってくるのを~信じている?というか、きっとそうだから、辛抱強く、再開を楽しみにしながら、待っている。あなたを待っている。
***
私は紫苑に習いたい。
頭いい一面をみにつけたい。頑張れば、頭を真面目に動かせば、できる。
やさしい、揺ぎ無い心に学びたい。
必要以上のものを求めない、大事な人が傍らにいれば、それでいい。
心の豊かさ。心をもっと豊かにする衝動・・・

ネズミ、紫苑、感謝を言いたい。
だから私の心に留まっていて。もっと教えて。学びたいから!

今日 昼3時半ごろに漫画に描かれた物語を歩き終わった。
小説を読めるときを心から楽しみにしている。



@темы: дневник, рецензии на аниме, манга, No. 6, Tomomi's story